瀬戸内の旬の魚の酒蒸しを燧灘(ひうちなだ)地方では「ちり」と呼びます。
このちり酢も当館の名物料理「鯛ちり」「あこうちり」のつけたれとして創業以来約60年伝えられてきた門外不出のレシピを「杉田造酢」様に再現していただき販売することができました。
白身魚や鳥の水炊きの漬けたれとしてご利用いただき、鍋のスープで薄めていただければ〆のスープとしてまた鍋の〆の雑炊もちり酢で味をつけていただければあっさり雑炊としてもご利用いただけます。
もちろん湯豆腐にも最高の相性です。薬味は紅葉おろし、刻み葱、柚子の千切を合わせていただければ一味違った鍋物になること間違いなしです。
このちり酢に刻み葱、おろし生姜、刻み茗荷、大根おろし(水分をきったもの)を合わせ30分くらい冷蔵庫で寝かせます。
このたれを冷奴にかけていただければ今までにない味わいの冷奴になります。
また、このたれを焼き肉のたれにしていただければお肉の脂分を洗い流しておいしく召し上がっていただけます。このたれに、おろしにんにくを少し加えていただければ牛肉のたたきとしてもお使いいただけます。
豆腐のように薄味のもの、お肉におようにこってりしたものもおいしく召し上がっていただける万能調味料です。
写真のように白身魚のカルパッチョ、うす造りなどにもご利用いただけます。
カルパッチョはちり酢5、砂糖少々、オリーブ油1の割合で合わせてください。
うす造りはちり酢3、濃口醤油1の割合で合わせてください。またちり酢10、砂糖2、胡麻油2の割合で合わせていただければ和風ドレッシングができます。
ちり酢3に鰹節を漬けて濃口醤油1を合わせていただければ土佐酢(鰹のたたきのたれ)同量に昆布を漬けていただければ松前酢としてご利用いただけます。
このちり酢1本で料亭の味を再現してみてください。
その他、お客様よりいただいております食べ方は天婦羅のつけたれ、餃子のたれ(ラー油を少しおとす)、もずくの漬けこみたれなど。皆様にもオリジナルの食べ方があればご報告いただきたいと思います。
大根おろしの水分をキッチンペーパーで絞ります。
玉葱は薄くスライスし水で晒してよく絞っておきます。
上の大根おろしと玉葱を合わせちり酢、味醂を合わせるとあっさりとしたおろしポン酢たれになります。
・熱々の天婦羅、唐揚げ(魚、鶏肉)をちり酢で召し上がっていただければ夏にはうれしい、あっさりしたつけたれになります。
・ちり酢5に対して砂糖1の割合でつけたれにし、玉ねぎスライスを入れ、魚の唐揚げなどを入れると、簡単に南蛮漬ができます。